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第1回 よこはまリバーサイド泉
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施設に入り、施設長の横山さんと次長の朝倉さんとお会いし、施設の現状などのお話を聞いてから、朝倉さんに施設内を案内して頂きました。 まず初めに見学させて頂いた所は、通所されてる方が活動している場所でした。 この日は、牛乳パックの空き容器からハガキを作る作業をしてました。 牛乳パックを細かくちぎる作業班と紙をすく班、そしてゴム印を押す班に分かれて作業をしす。 牛乳パックからハガキを作る作業は、最近ではどこの施設もやっていると思いますが、私がビックリしたのは、まず一つは郵便番号欄の7桁の四角をゴム印にし、完璧にハガキになっていたのです。大きさ、厚さはたぶん郵便局規定だと思いますよ。 じゅうぶん製品になる仕上がりが一つ目のビックリです。 二つ目は、牛乳パックからコースターや箸置きを作ることです。 ありそうで無かった、思い付きそうで思いつかなかったアイデアにビックリで、出来上がりも綺麗でした。 |
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次に案内されたのは、スヌーズレン室です。 スヌーズレンって何?って思う方の為に説明します。 スヌーズレンは、オランダのエーデという町にある知的障害を持つ人々が住む施設、ハルテンベルグセンターで生まれた活動とその理念を言います。創始者は、アド・フェルフール氏です。1970年代の半ばからアド氏や近隣の施設でのアイデアや活動から始まりました。スヌーズレンの語源は2つのオランダ語、スニッフレン<クンクンとあたりを探索する>、ドゥースレン<ウトウトくつろぐ>から造られた造語であり、「自由に探索したり、くつろぐ」様子を表しています。どんなに障害が重い人たちでも楽しめるように、光、音、におい、振動、温度、触覚の素材、こんなものを組み合わせたトータルリラグゼーションの部屋が生まれました。出来上がった部屋は、障害を持つ人のみならず、その傍らにいる、介助者にとっても心地いい空間となりました。スヌーズレンは、治療法でも、教育法でもありません。どんな人でも、ありのままの自分が受け止められ、自分で選び、自分のペースで楽しむための、人生の大切な時間です。今では、重い知的障害を持つ人々の分野だけではなく、様々な分野へと広がっています。そしてヨーロッパ本土、イギリス、アジア各国、アメリカ、カナダ、世界中の国々にも広く理念と活動が浸透していきました。特にヨーロッパでは、認知症を持つ老人、精神障害を持つ人々、小児病院、普通幼稚園、町のコミュニティセンターなどにも広がり、あらゆる人が利用し、心地よい時間を過ごす場と認知されるようになってきているのです。ここ日本でも急速な広がりを見せています。 泉さんでは、本格的にスヌーズレンを取り入れ専用の部屋がありました。 部屋に入った瞬間、アロマの香りが漂い心地良い気持ちになりました。 出来れば横になり、光と音、そしてにおいと五感すべて感じて見たかったです。 |
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次に居住棟を見せて頂きました。 居住棟の建物はH型4つに分かれており、それぞれ春・夏・秋・冬と付けられ、居室にはその季節の花の名前が付けられていました。ここもお洒落ですよね。 |
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各棟で別々に活動していますが、お互い壁が出来ない様、お茶を飲む時は一つの部屋に集まり、居住者同士コミュニケーションをとるよう工夫されていました。 食堂ではローリングバレーの練習をしてたり、廊下では歩行訓練、各棟のディルームでは絵を描いてる人やテレビを見てる人、卓上ゲームやおしゃべりをしてる人達で賑やかでした。 |
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よこはまリバーサイド泉さんを見学して思った事は、施設内が賑やかな事です。 午前午後と豊富なアクティビティや元気な居住者さんスタッフさんの笑い声があっちからこっちからと本当に楽しそうな施設でした。 多分、スタッフさんの頑張りが皆さんを笑顔にさせているんだと思います。 居室に一人でこもってる人は居ないのではないでしょうか。 この施設は、スタッフから利用者へ元気を送り、利用者からスタッフへ元気を送る、だから笑いの絶えない明るい施設なんだと思います。 最後に一言… スタッフの人数が充実してる施設だ。 |
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